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【獣医師コラム】[2回連載] 繁殖引退犬・猫を迎える里親の心得 1 (天野直美 獣医師)

獣医師コラム
ペットが暮らしの中で切っても切り離せない存在になっている方、あるいは今後そんな風に暮らしていきたいと考えている方も多いのではないでしょうか?この記事では、新しい家族として成犬や成猫をお迎えするメリットや問題点、解決策について解説します。

繁殖引退犬・猫を迎えたいとお考えの家族のために

【この記事がおすすめな方】
・気になっている子が繁殖引退犬や猫の方
・どんな子ともベストパートナーになる方法を知りたい方
・成犬や成猫のお迎えを希望していて、繁殖引退犬・猫も考えている方
・ご自身のペットの行動をしつけるヒントを探している方

繁殖引退犬・猫とは?

ブリーダーのもとで子犬や子猫を産む役割を果たしていた犬猫は、繁殖適齢期を過ぎると「繁殖引退動物」と呼ばれるようになります。このような動物たちの中には、より幸せな余生を過ごすために、一般家庭に譲渡される子たちもいます。

今まで頑張ってきた子たちですから、引退後は一般家庭で愛情に満ちた生活を送ってほしいところではありますが、特殊な環境で生活してきた繁殖引退犬・猫ならではの特徴や癖などがみられる場合があります。これから里親になる方はこの点を理解しておくと、お迎え後のギャップを減らすことができます。
新しい家族として繁殖引退犬・猫のお迎えを考えている里親さんには、是非ご一読をいただけると幸いです。

それまでの生活環境や個性に配慮を


犬猫の繁殖適齢期は4〜5歳前後であるため、繁殖引退犬・猫が新しいご家族に迎え入れられるのは、通常5〜6歳以降となります。子犬や子猫と違って個性が出来上がっているので、新しい環境に馴染むまでに時間がかかる傾向があることを理解してあげましょう。

また、お互いの信頼関係ができていない段階でしつけを始めてしまうと、叱ったときに不安や不信感を感じてしまい、なかなかうまくいきません。できれば最初の数週間~数カ月は、名前を呼んだら飼い主さんに注目し、指示を待てるようになる「アイコンタクト」の習得を目指してコミュニケーションをとり、信頼関係を構築することを優先するとよいでしょう。

今回はここまで。

次回は実際の行動と、対策についての内容をお知らせいたします。新しい環境によるストレスからくる行動への対処法など、具体的にお伝えしていきますのでぜひご覧になってください。

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獣医師 天野 直美 先生

株式会社ワールドエクイップス
http://www.world-equip.com/

2000年に北里大学獣医畜産学部獣医科を卒業後、動物用医薬品メーカーでの学術担当職、東京農工大学付属動物医療センター 臨床腫瘍科でのⅠ種研修医など幅広い職種を経験。
現在はヒトと動物に優しい医療の実現を目指し、世界各国から高品質な商品を輸入販売する株式会社ワールドエクイップスに勤務。セールスマネージャーとテクニカルアドバイザーを兼務する。趣味は猫とお酒と美味しいものの食べ歩き。