保護犬に、医療と、家族を。

アニフェアがアクアシティお台場に保護犬シェルターを開設

アニフェアがアクアシティお台場に保護犬シェルターを開設

保護犬猫マッチングサイト「anifare」と東京、大阪、福岡にシェルターを展開する一般社団法人アニマルウェルフェア東京(東京都八王子市、代表理事:原田康隆)が、2023年6月19日、三菱地所株式会社が運営するアクアシティお台場に保護犬譲渡シェルターを開設いたします。


【保護犬・猫譲渡活動の背景】
「anifare」は、保護犬の命を救うことを目的として、譲渡活動をしている動物福祉団体です。
動物と暮らすのはとても幸せなことであると同時に“動物にとっても人と暮らすことが幸せなことであってほしい”と考えています。
しかし、ペットショップなどで購入した一般飼育者の飼育放棄も増加傾向にあり、保健所ではなく愛護団体に直接持ち込もうと考える一般飼育者が増えている現状で、人とペットが共に幸せになれる社会を作りたいと考えて「anifare」設立に至りました。

大型商業施設での保護犬シェルター開設で「多くの人に保護犬との暮らしを体感する機会を」

アニフェアでは 2019年12 月に保護犬譲渡活動を開始して以来、自社シェルターとイベント譲渡会を中心に累計13,000 頭を超える保護犬猫を譲渡して参りました。
2021年6月から改正動物愛護法が施行され繁殖犬猫頭数が制限された事により、全国で年間10万頭を超える繁殖犬猫の引退需要が生じています。

しかし現状アニフェアでは引取依頼の約 40%しか保護できていない実態を踏まえて、全国 4ヶ所目のシェルター建設を急いで参りました。
アクアシティお台場に保護犬シェルターを開設することで、より多くの来場者が保護犬と触れ合い、保護犬との暮らしを体感する機会を得ます。

この貴重な機会を活かしてアニフェアお台場シェルターでは年間1,000頭を超える保護犬を譲渡する体制を構築していきたいと考えており、1頭でも多くの保護犬に新しい家族を見つける為、今後は大型商業施設を中心に全国 20 拠点を目標として、保護犬シェルターを建設して参ります。

繁殖引退犬猫の譲渡については様々な議論がありますが、アニフェアでは犬猫の生まれ(出処)で区別や選別をする事なく、繁殖犬猫として半生を生きてきた母犬こそ可能な限り保護することで、引退後も新しい家族の愛を受けて幸せに⻑生きして欲しいと考えています。

日本における保護犬譲渡活動の発展に貢献する為に、「保護犬に、医療と、家族を。」を基本理念として、アニフェアは新たなチャレンジを繰り返し、取り組みを続けて参ります。

シニア for シニアの推進

現在の保護犬猫譲渡においては若齢保護犬猫への関心が高く、7歳以上のシニア保護犬猫への関心が低い傾向にあります。
今後は動物愛護法の改正によりブリーダーの繁殖リタイヤ犬猫であるシニア犬猫の保護への関心が高まる見込みです。
一方、里親希望者においては 60 歳以上のシニア世代からの関心は高いものの、終生飼育に対する不安から断念するケースが多い実態があります。

anifare ではシニア世代同士のマッチングを促進して行く為に提携動物病院で引き渡しを行うシステムにより掛かりつけ医制度を促進し、獣医師による動物と里親のサポート体制を構築して行くと共に、飼育継続が困難になってしまった場合には anifare シェルターで受け入れるサポートサービス等を提供して行きたいと考えています。
これによりシニア for シニアの促進を図って参ります。

動物病院を基軸にした『保護犬・保護猫のマッチングプラットフォーム anifare』

anifareはanimal welfare(アニマルウェルフェア=動物福祉)に由来します。
動物福祉とは動物を愛して護ることに加えて5つの自由を与えるべきだとする考え方です。
5つの自由とは「飢えと渇きからの自由」「不快からの自由」「痛みと病気からの自由」「恐怖と抑圧からの自由」「正常な行動を表現する自由」を指します。

高齢者・単身者も安心して保護犬や保護猫を家族にできるように、anifareは保護犬・保護猫や繁殖犬・繁殖猫を動物病医院での健康診断・飼育アドバイスを行ったうえでお引渡しをします。

配信日:2023年6月23日

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